走行中に「バチンッ!!」ものすごい音とともに被ってしまう飛び石… 当ホームページにたどり着いたということは、大切な愛車にそのご経験をされてしまったオーナー様ではないでしょうか? 飛び石なんて、飛んできたからといって避けようがありませんから、これはもう運が悪かったとしか… ところで、「フロントガラスリペア」ってご存知ですか? 飛び石ヒビは、高額なガラス交換をしなくても、この「フロントガラスリペア」で、ほとんどの場合が対応出来てしまいます。 ただし、ガラスのヒビと云うのは、とってもデリケート。 小さなヒビだからといって放っておくと、アッと言う間に取り返しのつかないことになってしまうので早めの対応がオススメです。  

フロントガラスリペアの目的

フロントガラスリペア施工前後 まず、知って頂きたい事ですがフロントガラスリペアは、ガラス交換と異なり、リペアする事でキズやヒビ割れが消えて無くなってしまう訳ではありません リペアする事によりヒビ割れの伸長を防止し、強度を元の状態に近づける事を目的としております。よってリペア痕が少なからず残ってしまうのがフロントガラスリペアです。 ただし、当ショップはリペアに特化した専門店です。豊富な経験で培った確かな技術によりあらゆるノウハウを駆使し、施工前に比べ見た目も強度も抜群の仕上がりをお約束します。 リペア直後から通常通りのご使用が可能で、もちろん車検に合格することも出来ます。  

フロントガラスリペアの仕組み

通常、フロントガラスは三層構造になっており、二枚のガラスで一枚の中間膜(ビニールシート)を挟み込むような構造となっております。これはガラスが割れた時に飛び散らないよう安全上の観点からこういった設計になっています。   フロントガラスに飛び石が当たると、亀裂やガラス層の剥離が起こり、その部分には下図のようにすき間(空間)が出来てしまいます。それが飛び石ヒビです。 その亀裂や剥離は、中間膜までは達しておらず外側のガラスだけにダメージを負ってしまっている場合がほとんどで、外側表面にも達してませんので外側から触っても衝撃点(石が当たった表面の欠けてしまっている部分)のみ引っかかるだけで他はツルツルです。 下の写真の黒く見えてるところやレインボーに光って見えるところが亀裂や剥離している空間です。

飛び石解説図1_2

 

フロントガラスリペアは、飛び石によって出来てしまった空間に透明度の高い特殊な樹脂(レジン)をすき間なく埋めこみ、ガラスと一体化させることによりヒビを目立たなくし、強度を抜群に向上させます。 下の写真を御覧ください。レジンが空間に隅々まで埋まったことにより、黒い影やレインボーの光が消えヒビの輪郭だけが見えてることが分かります。

飛び石解説図2_2

 

フロントガラスリペアの工程

 1.ヒビの状態のチェック

リペア工程2 リペア工程3

まず始めに、ヒビの状態をチェックします。 これはとても重要な工程で、ヒビの内部に異物(水や塵、埃)が混入していないか? ヒビがどのような割れ方をしているか?隠れヒビは潜んでいないか?など、細かくチェックします。

2.ドリルド

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専用の極細ドリルビットを使い衝撃点(石の当たった表面の欠けてしまっている部分)をドリルで削って整えます。 ドリルドの目的は、細かく砕けている衝撃点をキレイにする事と、レジン注入時の経路の確保をすることが目的です。 タテには少し深さを入れますが、衝撃点が大きくなることはありません。 正確かつ慎重な仕事が要求されます。

3.インジェクターセット

リペア工程7 リペア工程8

インジェクターにレジンを入れ、インジェクターをフロントガラスにセットします。 この時、インジェクターのピストンは一番下に位置しています。

3.ヒビ内部の空気吸引

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ヒビの空間を真空にすることで中の空気をすべて抜き取ります。 インジェクターのピストンを引き上げることにより、真空引きが開始されます。 この工程で、空気をいかに残さず抜き取れるかが、ガラスリペアの勝負の鍵となってきます。 ここでは機材の性能が物を言います!

4.ヒビ内部へレジンの圧入

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ヒビの中にレジンを圧入します。 インジェクターのピストンを押し下げていき、圧力をかけながらレジンを注入します。 絶妙な力加減が要求され、圧力強ければヒビは伸長してしまい、弱ければレジンは先端まで入りません。 ヒビの種類や状態よって加える圧力が変わってきますので、熟練の技術が必要になってきます。

5.硬化(仮固め)

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ヒビの隅々まで注入されたことを確認したら、そのレジンを硬化させます。 UV(紫外線)により硬化するレジンを使ってますので、ランプを使いUVを照射させます。

6.硬化(本固め)

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仮固めののち、インジェクターを外し、衝撃点部分に粘度の高いレジンを入れ、フィルムをかぶせ再度UVを照射させ硬化させます。

7.衝撃点部分の仕上げ

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レジンが硬化したら、余分なレジンを削り取り、コンパウンドで磨いて終了です。  

リペア可能なヒビの大きさ

500円玉 当ショップでは、コスト面やリペア後の強度のリスクを考慮すると、リペアにて対処する範囲は500円玉に隠れる程度までの大きさがベストと考えます。 それを超える場合、またヒビの場所によってはガラス交換をお勧めしております。 フロントガラス交換もディーラーなどに比べ格安にて承っておりますのでお気軽ご相談下さい。

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リペアするまでにやって頂きたい事、やってはいけない事

  1. ヒビ部分の保護をする水などの異物混入防止のため、衝撃点に出来るだけ早急にビニールテープ等の水を通さないものを張りつけ保護して下さい。
  2. 絶対に撥水剤は塗らない撥水剤はレジンも弾いてしまい、リペア不可となってしまいます
  3. デフロスターはなるべく使用しない外気と車内温度差により、亀裂が伸びるリスクが高まります。
  4. 衝撃の加わる場所での運転はなるべく避ける段差越えやデコボコ道など衝撃の加わる場所での運転はなるべく避けて下さい。