飛び石ヒビには2つとして同じヒビはありませんが、
おおまかにいくつかの種類に分けられます。
それぞれのヒビの特長や注意点をあげますので参考にして下さい。
ブルズアイブレイク 危険度レベル1
牛(ブルズ)の目玉(アイ)のような形をしたヒビ。
- 亀裂と云うより、ガラス層の剥離と云ったほうがイメージに近い。
- 比較的、伸長しにくい。
- リペア跡が一番目立ちにくい。
- 異物(雨水や塵、埃)が入り込みやすいので注意。
パーシャルブレイク 危険度レベル2
半月状の形をしたヒビ。
- 亀裂と剥離の中間のようなイメージ。
- 症例として一番多いタイプのヒビ。
- 放っておいたら伸長のリスクあり。
- 黒い影はほとんど見えなくなってしまうが、弓状部分のアウトラインがリペア跡として見える。
- 異物(雨水や塵、埃)が入り込みやすいので注意。
ストレートブレイク 危険度レベル3
一文字の形をしたヒビ。
- 完全に亀裂。衝撃点を中心に2方向に伸びている。
- 放っておいたら伸長のリスクあり。
- 黒い影はほとんど見えなくなってしまうが、一文字のアウトラインがリペア跡として見える。
スターブレイク 危険度レベル4
星の形をしたヒビ。
- 完全に亀裂。衝撃点を中心に放射状数方向に伸びている。
- 放っておいたら伸長のリスクあり。
- 黒い影はほとんど見えなくなってしまうが、放射状のアウトラインがリペア跡として見える。
コンビネーションブレイク 危険度レベル MAX
ブルズ、パーシャル、スターが、複合されたヒビ。
- いくつかの亀裂や剥離が重なっておりかなりダメージの大きい状態。
- 伸長のリスクも高く、異物(雨水や塵、埃)も入り込みやすい。とにかく最悪の症状。
- 放射状の線ヒビが細かく無数にあるパターンが多く、リペア跡が一番目立ちやすい。
水が混入してしまったヒビ
画像左がヒビに水分が混入している状態で、右が水分除去工程を終えた状態。
水が混入しているヒビは、当然ながらリペアに入る前に水抜き作業をしてからリペアに取り掛かります。
なぜなら、水分を残したままリペアを終えてしまうと、寒い冬場に水分が凍って膨張しヒビが伸長してしまうリスクがあるからです。
ですが、水分が混入していることを判断できなかったり、また、水抜き作業は、技術やリスクを伴うため、この工程を飛ばしてしまう業者さんも残念ながらいます。
飛び石を負ってしまった後に雨に降られたり、ウォッシャー液かけてしまった場合には、施工前に予め伝えたほうが無難かと思います。
不完全なリペアのヒビ
DIYで失敗した例
一般の接着剤にて…
ガラス表面に張り付いているだけで、全然キズ口に入っていない。
市販のリペアキットにて…
通常、補修剤は衝撃点から注入していきますので、どちらの画像も衝撃点から中央部分はキレイに補修剤は入っていますが、端の方が入らずに残ってしまっています。
これを再リペアするには、補修剤注入の経路が完全に遮断されてしまってますのでかなり困難となります。中央部分にキレイに補修剤が入っていることにが、逆に災いしてしまいました。
DIYでのガラスリペアはオススメ出来ません!
ロングクラック
ロングクラックのリペアは、技術的に出来ないことはありませんがコスト面やリペア後の見た目、強度面をお考えになってもオススメ出来ません。
何らかの事情でどうしてもって場合には承りますが、それ以外はガラス交換をオススメしております。
なお、当店でもガラス交換を承っておりますのでご相談下さい。
施工前
施工後
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